今日はACOA大阪でした😊
クラウディアブラックの本の内容は本当に「ああこれこれ、こういうこと!」と自分が漠然と思っていたことを言語化してくれます。
「心に痛みを抱えていると、食べ物やカフェイン、ニコチン、アルコール、砂糖、ドラッグなどに依存することで『自己治療』しようとする」ということが書かれていました。それらは「私たちが自然な形で手に入れる方法を知らなかった何か(力、喜び、解放感)を、しばしば与えてくれます」「一時的なニセものの感覚ですが、多くの人にとってはないよりましなのです」と。

これは本当にそうです。
私自身は過食嘔吐型の摂食障害と15年ほど付き合ってきましたが、過食している間だけは何もかも忘れられたし、幸福感があり、楽しかった。でも、嘔吐する時は凄まじいほどの罪悪感と自己否定感に苛まれます。幸福感と自己否定感のループはどんどんと強化されていき、過食嘔吐に生活のすべてをもっていかれるほどになって人生が破綻しかけ、自殺企図も何度も起こすほど苦しくなってしまうのですが。
読んで改めて思ったのは、「自己治療」なんです。依存は。逃げたい、でも逃げられない。苦しい、でも生きなければいけない。悲しい、つらい、自分なんて消えてしまいたい。そう思い続けることを、一時的にでも断とうとする、自分なりの自己治療。自分で少しでも状況を良くしようとしているということでもあるんです。
「けれど残念なことに、そうした努力は、つらい感情の原因や背景を取り去ってはくれません」
ということなんですけどね。
今、若者の咳止め薬とか市販薬への依存が問題になっているということで、販売に規制をかけるそうですが、意味ないです。
別のものに依存対象が変わるだけですから。
私がそうでした。恋愛、買い物、薬、食べ物・・・。依存症のモグラたたきでした。
つらい感情の原因に向き合わなければ、対象が何だろうと、依存は続きます。そうやって自己治療する、という「やり方」を、学んでしまったわけなんですから。対象はなんでもいいんですよ。
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