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執筆者の写真kumada rie

6/17ACOA大阪2回目開催しました

2回目となるACOA大阪の勉強会。

講師の和根崎さんはオンラインでご参加くださいました。今日初めて来て下さった参加者の方もおられ、有り難い限りです。


今回のテーマは「フラッシュバックと記憶~今この瞬間を生きる」

フラッシュバックという言葉は最近聞くようになりました。自分の命にかかわるような危機的な出来事があるとトラウマとして自分の中に残り、その後時間が経っていたとしても、似たような環境に置かれると途端に当時のその状況に引きずり戻されてしまう、というような状況です。まるでその時のその状況を追体験しているような、そんな感じです。私もフラッシュバックが起こると、過呼吸を起こしたり、体中の血が逆流するような苦しい状況になります。追体験しているようなものなので、心も苦しくなります。フラッシュバックに襲われると、本当に心身がつらいです。

勉強して学びになったのは、フラッシュバックとして起こるのは大きな出来事だけではないということ。例えば、「お前はやっぱりできない」「だからお前はバカなんだ」という人格否定されるような言葉を受け続けることも、トラウマとなります。誰かから言葉を言われる、ということだけなら大きな出来事に感じられないかもしれませんが、その言葉が積み重なると生きていく気力が失われるほどの苦しみになります。それは、その人が感じる自分に対する自分の価値、損なってしまうものにすらなります。それを言われ続けていた当時の状況、そこに戻ることもフラッシュバックとして起こり得る、ということがよくわかりました。

例えば私は大人になった今でも、身体の大きな男性が大声を出すと、一瞬呼吸が止まります。子どもの頃、しょっちゅう父親が怒鳴っていたからです。誰かが怒鳴ると、怒鳴られていた当時に引き戻されてしまう、フラッシュバックしてしまうのですね。

呼吸が止まっている時は、頭が真っ白になってフリーズしています。動けるまで、ちょっと時間がかかります。それほど、当時の自分は怖い思いをしていたのですね。


こうやって、自分に起こっていることを言語化できるようになると、すごく楽になります。自分に起きていることを客観視できるので、楽になります。こうした勉強を、大阪ACOAはこれからも続けていくつもりです。





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