

トラウマケアは特別な人のもの?―日常に取り入れる“感情のセルフケア”という考え方
トラウマは、誰にでもある小さな傷 トラウマケアという言葉を聞くと、「それは特別な人のためのもの」「深刻な体験をした人だけが受けるもの」と感じる方が多いかもしれません。でも、私はそうではないと思っています。 自助グループを運営し、トラウマケア講座を続けていく中で学んだのは、 トラウマは誰にでもある ということです。それは大きな事件や虐待といったものだけではなく、日常の中で受けた小さな否定や孤独、無視された経験、言えなかった気持ち――そうした“ささやかな傷つき”も、心の奥に小さなトゲのように残ります。 けれど、多くの人は「自分はそんな大げさなほどじゃない」と思い、ケアすることを後回しにしてしまいます。そうやって放置された小さな痛みが、いつの間にか人間関係のこじれや、自分を責めたり、他人にきつくあたってしまうような形で表に出てくることがあります。 キャパシターとの出会い 私が出会った「 キャパシター 」という手法は、そうした 日常の小さな傷つきに、自分で働きかける方法 です。呼吸や軽い動き、指圧などを通して、体をゆるめ、感情を落ち着かせていく。まるで自
kumada rie
10月26日


暴力やトラウマについて学ぶ意味
8月10日は「こころのケア講座」でした。テーマは「DVの本質、暴力の種類」。重たいテーマではありましたが、参加者のみなさまも私自身も、自分に向き合いながら取り組んだと感じています。 私は、学ぶことが癒しやケアにつながると考えています。かつて、日々の暴力や依存症に振り回されて...
kumada rie
2024年8月21日