

「乳幼児の摂食障害を知ってほしい」 (中)「食べる意欲」を育てる~田角勝昭和大小児科教授
――意欲がなければ、自分で食べるようにはならないんですね。 「食べる意欲が育つ」ことがとても大事です。本来は特別な配慮をしなくても育ちます。しかしながら、このような子どもの多くは、離乳食期にうまくいかなかった場合が多いです。離乳に未経験で一生懸命なお母さんは育児について丁...
kumada rie
2014年8月27日


「乳幼児の摂食障害を知ってほしい」(上)食べることを拒否する子どもとは?~田角勝昭和大小児科教授
「胃ろう」がクローズアップされたことで高齢者の摂食・嚥下の問題はよく取り上げられるようになったが、乳幼児の摂食障害は見落とされがちだ。数が少ないために医療者の間でも認識は広がっておらず、食べることを拒否する子どもを育てる親の苦労は壮絶だ。育ち盛りの子どもがなぜ食べることを拒...
kumada rie
2014年8月27日


食べることを拒否する娘、「理解者なく心中すら考えた」――摂食嚥下障害の子どもを持つ親の思い(下)
■スナック菓子をかじった 転機は突然訪れた。娘は療護園に入院してからも変わらずシリンジで栄養剤を摂っていたが、看護師が交代で栄養を与えるためか、ストレスや嘔吐が少し減ったようだった。 ある日、娘が保育の時間に友達に誘われてスナック菓子を一緒にかじったという知らせを受け...
kumada rie
2014年8月26日


食べることを拒否する娘、「理解者なく心中すら考えた」――摂食嚥下障害の子どもを持つ親の思い(上)
子どもの摂食・嚥下障害をご存知だろうか。子どもが病気や障害、精神的な問題のために口から食べたり飲んだりすることをできないか、拒否する状態をいう。高齢者については「胃ろう」がクローズアップされたことでよく取り上げられるようになったが、新生児や乳幼児は原因や状況が異なる上、小児...
kumada rie
2014年8月26日


食べることを拒否する娘、「理解者なく心中すら考えた」――摂食嚥下障害の子どもを持つ親の思い(中)
■育てるために親子関係を捨てた 退院から2か月後、娘はいつも吐こうとしている様子だった。娘の睡眠時、迫田さんが娘の口にミルクを入れると飲むことが分かったのでそうしてみたが、起きると吐く。目を覚ますと口を開かなくなり、泣きわめく。ついに哺乳瓶からは全く飲まなくなった。「苛立...
kumada rie
2014年8月26日


梅ちゃん先生のティールーム第1回~宋美玄・産婦人科医⑥政治家復帰のための準備期間
宋:梅村君はこれからどうするん? 政治家に戻るんやろ? 梅村:そのつもりで今は色々あちこちで勉強させてもらってるよ。ちょっと話は変わるけど、医者で政治家になりたいという人は結構多いんです。僕のところにも色々相談に来られるんですけど、彼らの多くは、今の職場でうまくいかないと...
kumada rie
2014年7月29日


「子どもの虐待、ためらわず警察と児相に通報を」~埼玉・久喜市で医療、消防、行政連携の自主勉強会
「虐待だと思ったら、重症度に関わらずためらわないで警察と児相(児童相談所)に通告しましょう」――。済生会栗橋病院(埼玉・久喜市)で7月2日に開かれた医療者と消防機関、行政の勉強会で金子裕貴医師が訴えた。子どもの虐待は年々増加しており、虐待の疑いのある子どもの救急搬送に関わる...
kumada rie
2014年7月17日


胃ろうの勉強会、地元紙に取り上げていただきました
7月8日付房日新聞の一面に、先日の講演会の様子を取り上げて頂きました。お世話になりました皆様、ありがとうございました! 胃ろうをめぐる様々な価値観や倫理的問題、制度的背景、医療界の動向などについて話しました。特に家族の思いについてはグループワークを通じて感じて頂くことに重点...
kumada rie
2014年7月9日
梅ちゃん先生のティールーム第1回~宋美玄・産婦人科医⑤「ガスケアプローチを広げたい」
宋:話は変わるけど、舛添さんは梅村君のことを評価していたよ。 梅村:どこで会うたの? 宋:私、去年の参院選前に政治の話をするテレビ番組に出たんだけど、その時に舛添さんと雑談をしてて。「ドクターからは舛添さんが厚生労働大臣の時のこと、評価されていますよ」とか話してた時に、...
kumada rie
2014年6月20日
梅ちゃん先生のティールーム第1回~宋美玄・産婦人科医④国民目線のない国会議員
梅村:「そもそもベビーシッターに預けたりするのはけしからん」みたいな意見はあった? 宋:子育て中の女性芸能人が「知らない人に預けるなんて信じられない」みたいなことをテレビ番組中で発言してて、ネットで炎上してたわ。 司会:「子どもを預けるなんて、そんな母親はダメだ」みたい...
kumada rie
2014年6月9日


6/27「胃ろうって何だろう」勉強会のご案内(千葉・鴨川市)
「記者が見た胃ろうの光と影」をテーマに、胃ろうをめぐる価値観や倫理問題などについて6月27日、亀田医療技術専門学校(千葉県鴨川市)で講演します。主催は安房地域難病相談・支援センター。著書「胃ろうとシュークリーム~本当に大事なのは何ですか?」の取材内容から話そうと考えていると...
kumada rie
2014年5月19日
梅ちゃん先生のティールーム第1回~宋美玄・産婦人科医③「労働」が守る女性の地位
司会:宋先生、確か今日の取材では真美ちゃんを預かってもらってから来られる、と仰っていたような……。今日真美ちゃんがご一緒なのは、ベビーシッターさんの予約がいっぱいで、預かってもらえなかったとかですか? 宋:今日みたいな土曜日は保育園に別料金で預かってもらえるんですけど、予...
kumada rie
2014年5月18日


梅ちゃん先生のティールーム第1回~宋美玄・産婦人科医②「性」という医療の“空白”を取り上げたかった
■医者は「性」について習わない 梅村:本の出版やテレビ出演とか、これはどういうきっかけや思いで始めはったことなん? 産婦人科医の宋美玄さんと娘の真美ちゃん 宋:医療関係の相談を専門家が答えるというSNSのページがあって、そこで医療に関する一般の人の生の匿名の声に触れたんだ...
kumada rie
2014年5月7日


梅ちゃん先生のティールーム第1回~宋美玄・産婦人科医①同級生だった! 梅村聡と宋美玄!
この春から、新連載「梅ちゃん先生のティールーム」を始めます。元参院議員で厚生労働省政務官を務めた梅村聡さんが医療界の著名人と対談し、今だから言える本音トークをを繰り広げます。時に相手のプライベートにも触れ、かしこまったインタビューでは聞けないようなオモシロ話をお届けしていき...
kumada rie
2014年4月28日


高齢社会、結局何を準備しておけばよいのか~3/14正福寺様での講演
去る3月14日、大阪・蛍池の正福寺様で講演をさせて頂きました。テーマは「いのちを考える~医療の現場から見えるもの」。一般向けの講演だったので、今後の高齢社会を迎えるに当たり医療介護について何を知っておけばよいのか、何を考えておけばよいのかといったことを中心にお話しさせて頂き...
kumada rie
2014年3月28日


3/14(金)、正福寺(大阪・蛍池)で講演します
昨年秋に大阪・蛍池の正福寺様で新著「胃ろうとシュークリーム」の出版記念イベントを開いた御縁で、今度は私が正福寺様で一般向けの講演会をさせて頂くことになりました! 「救児の人々」の新生児医療や在宅の重症心身障害児の問題、「胃ろうとシュークリーム」の高齢者の延命医療などについて...
kumada rie
2014年2月27日


ラジオ番組「月も笑う夜に~虹色トークライブ」ダイジェスト
今年7月に出演したFM79.2ラジオ番組「月も笑う夜に~虹色トークライブ」で話した内容のダイジェストが、番組HPに掲載されています。当日話した内容が掲載されているので、ぜひご覧くださいね。 掲載ページはこちら。 私が医療問題ジャーナリストを志したきっかけとなった親友の死...
kumada rie
2013年12月19日


Newsweek日本版ムックにインタビュー記事掲載
Newsweek日本版のムック『0歳からの教育』で、産院選びに関して熊田が取材を受け、コメントが掲載されています。 近年、『私らしいお産』などといった言葉で、自宅分娩や水中分娩など、様々な形の出産が注目されています。しかしその陰には、予測できないトラブルや、医療機関とき...
kumada rie
2013年12月12日


門前薬局の差別化を図れ! ~天満カイセイ薬局の待ち時間解消サービスの取り組み
薬局の競争が激化する中、差別化を図ろうと患者サービスなどの取り組みを始める薬局が増えつつあります。関西に34か所の薬局チェーンを展開する株式会社育星会では、4月の社員研修で新しい取り組みを考えるグループワークを行い、各店舗で決めたアイディアを実行しつつあります。私は研修時、...
kumada rie
2013年11月23日


日本の脳卒中医療をけん引するナショナルセンター ~国立循環器病研究センター橋本信夫総長に聞く
「ナショナルセンター」という言葉を聞いたことがありますか? 日本には、ナショナルセンターと呼ばれる6つの国立高度専門医療研究センター(※)があり、それぞれがんや高齢者医療などの専門領域の臨床と研究、調査や開発などを行い、日本の医療をけん引しています。しかし、一般市民にとって...
kumada rie
2013年11月4日